森林セラピー

去年の始め、とあるセミナーで偶然ペアになった色白で声の小さなその女性の自己紹介で「森林セラピー」と言う言葉を初めて聞いた時、

森林セラピーって、森林浴?

森林浴を仕事に??

と、かなり驚いたのを覚えています。

私の実家は岩手県にあり、自然が近くにあるのが当たり前の環境で育ちましたから、森林浴を「お金を払ってする」という感覚が全く無かったのですね。

その後、修了生の集まりやヨガのイベントで偶然会う機会が重なり、今年の春に会った時に一人であちこちを歩いていると聞いたので、森林セラピーとは実際はどんなものか試してみたくなり、お願いして一緒に連れて行ってもらう事になりました。

初心者向けに場所を選定して頂き、東北大植物園へ。

森の手前で急に「準備運動します」と少し恥ずかしそうにニッコリする彼女。

ええ、大人女子2人、森の入り口で準備体操をしましたよ。

「深い呼吸をしてたっぷりとフィトンチッドを取り込んでくださいね」とニッコリ。

さて、90分コースのスタートです。

植物園と聞いていましたが、結構本格的な森です。ドキドキ💓

田舎育ちの反動か、自他共に認めるインドア派でして、もし出かけるとしても山よりは海派。虫が苦手で見るのもイヤ、虫に刺されると腫れる体質らしくて本気で虫が嫌いな私。

森林浴を気持ちが良いとは思うけど、山道を歩く場合には葉っぱに虫がいやしないか?とビクビクしながら歩くのが普通なんですね。出来るだけ肌の露出を無くしてしっかりとガードしたつもりですが、まだ安心できない(;_;)と話したら、ドラえもんの如くリュックから虫除けスプレーを出して貸してくれました。

森林浴と言えば、フィトンチッドを嗅ぐだけ?みたいなぼんやりとしたイメージを持っていましたが、落ち葉や葉っぱ、木の幹を触ったり、香りを嗅いだり、その変化を感じたり、木々のざわめきを聞いたり、鳥のさえずりを聞いたり、小川のせせらぎの音を聞いたり、日差しによって移り変わる木漏れ日を見たり…。

あれ?私、なんだか楽しんでない?

彼女のガイドで、森の中で使ったことのない五感をフルに使って散策。

今まで、虫のことしか気にしていなくて、勿体ないことしたなぁ。

見晴台広場でちょっと休憩タイム。

またまたドラえもんの如く、リュックからお茶のセットを出して、ササッとお茶を入れて貰って一服🍵

そこからは、沢を通るルートで水の音を聞きながら下りの道のり。

本当なら最後は寝転んでお休みして終わりだそうです。

ん?

ヨガの最後にするシャヴァーサナみたい( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

意識を向ける方向が自分の内にあるのか?外にあるのか?という違いはあるけど、セラピーの手法として、ヨガと共通するところがあるような気がして嬉しくなりました。

今日の体験を、ヨガニドラーで出来たら素敵かもしれないなぁ。

帰宅してから、素敵な体験に対してお礼をしたくなり、ヨガもお好きみたいだし、セラピーつながりで、「リストラティブ・ヨガ」へのクラスにご招待する事を思い付きました。

彼女の言葉を借りると「ことこと交換」です。

運良く?プライベートレッスン仕様になりました。ゆったりと過ごしてもらえたかしら。

その後の私には大きな変化がありました。

街の中でも、お出かけ先でも、五感を使って物事を捉えていることに気づきます。当たり前にそこにあることに気付く、それだけのことなのですが。

自分が変われば景色も豊かに変わるのですね。

素敵なきっかけをくれた彼女に感謝です💕

休むことに罪悪感を感じてしまう人、休むことにお金を支払うのがピンとこない人。「リストラティブ・ヨガ」のクラスでコツを掴めば、自宅にあるものを代用して自分で自分を癒す方法を知ることが出来ると思います。

テキスト通りにプロップス(補助道具)を積むだけではない何かをレッスンの中でお伝え出来たらと思っています。

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